はじまり

タイ製

SIAMKICKは2018年からタイでギアを製作しています。バンコクとプーケットの2つの工房で約20名のチームが働き、販売する製品を一つひとつ手作りしています。第三国への外注や、自動化された生産ラインは使っていません。

2018年創業

2つの工房、1つの品質基準

ムエタイショーツは、見た目以上に製作が難しいウェアです。ウエストバンドはクリンチを1ラウンド続けてもずれず、サイドスリットは破れることなくハイキックまで開き、縫い目は週に何度も洗う使用環境に耐える必要があります。大量生産品では最初に弱点となりやすい部分です。流れ作業では見落とされる違和感も、一着ずつミシンに向かう職人なら気づけます。

製作工程

製品ができるまで

SIAMKICKのムエタイショーツには100% MicroSatinを使用しています。大きく開くサイドスリット、ドローコード付きの伸縮ウエスト、負荷がかかる縫い目への三重補強で、動きやすさと耐久性を両立しました。カスタムショーツは受注製作で、名前やジム名を職人が手作業で刺繍し、3~5日で仕上げます。

モンコン(Mongkol)とプラチアット(Prajiad)は、伝統的なムエタイ用の縄を職人が手で編み上げます。この工程を機械で短縮することはできません。一つずつ手作業で仕上げることで、ほつれや色あせを抑えています。

品質管理

販売前に実戦テスト

すべての製品は発売前に現役ファイターが試着し、実際に動いて確かめます。蹴りを妨げるカット、丸まるウエストバンド、負荷に耐えない縫い目は、そのまま商品化しません。ラインナップがゆっくり増えるのはそのためです。耐久性のない40色より、長く使える4色を届けることを選びます。

ムエタイへの恩返し

売上の一部が支えるもの

ムエタイはタイの地方から育まれてきましたが、選手を輩出する多くのジムは限られた資金で運営されています。私たちは売上の一部を、そうしたジムの改修に還元しています。これまでに5か所を改修し、2026年末までに100か所へ広げることが目標です。ジム名は公表していません。大切なのは宣伝ではなく、実際に手を動かすことだからです。

なぜタイでつくるのか

競技発祥の地でつくる

タイ国外でつくられるムエタイ用品の多くは、競技を経験したことのない人の手で設計・製作されています。タイ製ショーツのカット、スリットの幅、股上の長さ、サテンの重さ。そのすべては、この地で100年以上にわたり競技が続いてきた経験から生まれたものです。SIAMKICKは競技発祥の地で、求められる耐久性と動きを理解する職人がギアをつくります。

ムエタイショーツを見る